SARTO名鉄店(名古屋駅前店)
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メンズのスーツはスタイルとしては昔と比べ極端には変わっておりませんが
ここ数10年でサイズ感的にはかなりな変化がみられます
これは昔のスーツを引っ張り出してくるとどなたでもはっきりと認識できますね
ご自身の体型がそれほどかわっていなくても、改めてお召しになってみると
相当に大きくを感じてしまうことは少なくありません
ですのでそのまま着用するのはちょっと抵抗があります
おそらくこのようなスーツはタンスの肥やしになってしまうのですが・・・
そういったスーツでも私どもにご相談下さい!
お直しでモダンなフォルムに生まれ変わらすことができます
昔のスーツと現行のモノとの違いは
① 肩幅がかなり広く肩パットもヴォリュームがある
② 袖幅も含め身幅が全体的にゆったりしている
③ 着丈も相当長めで重たい印象
といった感じかと思われます
勿論ブランドによって違いはありますが、これは1,2年で大きくかわったというよりは
年ごとに少しずつリモデルして徐々に小さくなってきたといったメーカーが多いですね
ですので10年前よりは5年前のモデルの方が、今のスーツには近しいフォルムとなっていて
全体的にサイズダウンしていることがほとんどです
今回のスーツはかなり以前のモノで相当ゆったりとしたサイジングとなっています
ですのでピンポイントなお直しではなくトータル的にお修理する必要があります
先ずは肩幅からお詰めしていくこととなりますが
当然肩パットの厚みも考慮して補正する寸法を決定します
このスーツは肩幅を片側で2㎝ずつ全体で4㎝お詰めしますが
ノーベントのソフトスーツタイプですので
あえて肩パットはそのままとし肩幅もやや詰め寸法を控えました
あまりに今のクラシコ風にパットを薄くし肩幅を詰め過ぎると
全体のフォルムに沿わないシルエットになってしまいます
肩幅詰めに伴って身幅も当然調整します
稀に肩幅だけお詰めして欲しいというお申し出もありますが
多くが身幅詰めも同時に行わないと
身頃が余ってしまって見苦しいフォルムになってしまいます
今回のケースは上胴~中胴にかけて4㎝マイナスし
下胴からケマワシにおいては全体で7㎝お詰めします
昔のモデルということもありますが、このお客様自身もここ数年で瘦身されて
特に上着の裾部分が相当ダボ付いてしまっているのでこのような補正になります
着丈についてもお客様のご身長からするとかなり長めな設定になっています
全体のフォルムからするとそれほど短くし過ぎない方が好ましいですが
それでも裾から3,5㎝お詰めして総丈73㎝程と致します
着丈を補正する場合は全体のバランスもありますが
ポイントになるのは両脇ポケットの位置です
このスーツにつきましては昨今のモデルよりポケットが少し上に付けられておりますので
下からでも着丈詰めし易いデザインになっています
今回のように詰め寸法をかなりとっても裾までのスペースも確保できます
最後にお袖幅もお直しします
以前のスーツはアームホールを大きくとり、
動きやすいようにゆったり可動域を考慮したパターンになっています
そうすると当然全体的に腕が太いフォルムとなり
昨今のモノに比べると相当に袖幅に余裕があります
ここも袖山~裾口まで1,5~1,25㎝お詰めしてよりすっきりしたシルエットにします
身頃とアームの間にも隙間ができ、その部分にも空間が生まれるので
のぺっとした印象がなくなりよりシャープに見えます
出来上りの画像となります
今回のスーツにつきましてはお袖丈以外すべての箇所でお直しをさせて頂きました
それ程スタィリッシュにはせずにクラシックな雰囲気を残してありますが
肩のヴォリューム感が薄らぎ、ウエスト部分もドロップが入りくびれができ
全体的にスッキリした印象となって着やすいフォルムになりました
テイストとしては特別ブリティッシュでもイタリアクラシコでもありませんが
こういった年代の物は素材からお仕立てまで非常にしっかりしていますので
ベーシックなスーツとして長く使って頂けます
是非とも流行に惑わされずご愛用頂ければと思っております
修理内容 | スーツ サイズダウン |
---|---|
金額 | ¥39,600~ |
納期 | 4週間 |
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SARTOは名鉄店と名古屋店を構え、高級ブランドの洋服だけでなく、ウェディングドレスや革製品など、お直しに技術を要するご依頼にも多数対応してまいりました。他のお直し屋さんで断られたものをお受けすることもございます。その点では、「お直しの駆け込み寺」であると自負しております。
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